でぐち皮ふ科 山梨県笛吹市の皮膚科・ひふ科・出口皮膚科

Medical Treatment診療内容

陥入爪・巻き爪

巻き爪に限らず、爪のトラブルでお困りの方はぜひ相談してください。
保険診療内で保存的に治療することもありますし、場合によっては保険適応の手術や、自費治療でワイヤーを装着することがあります。すべて、相談の上で納得できる治療をさせていただきます。
巻き爪自体の原因がまだはっきりしておらず、予防も治療も難しいため、どこの病院に行ってもなかなか納得できる治療に巡り合わない。そのような方は多いと思います。経験上ですが、治療をして一度良くなっても再発する方がいます。それは、巻き爪には、骨格、歩き方、生活習慣、爪の切り方など、様々な要因が関わっているためです。爪の切り方以外は、変え様がないもの、変えることが難しいため、再発予防が難しくなります。
当院では、爪切り指導、歩き方指導、日常生活の改善、サポート器具の提案など、より良い治療、予防を目指しております。ぜひ一緒に治療に取り組みましょう。

当院での治療

  • 軽症:
    保存的治療(爪切り、テーピング)・・・ 保険診療
  • 中等症:
    保存的治療(爪切り、テーピング)、内服薬 ・・・ 保険診療
    VHO(3TO)式巻き爪矯正法、巻き爪マイスター ・・・ 自費診療
  • 重症:
    抜爪処置・手術、内服薬・・・保険診療 
    VHO(3TO)式巻き爪矯正法、巻き爪マイスター・・・自費診療

※保険診療と自費診療が同日にできず、別々の日に受診していただくことがあります

特殊治療について

(※初診当日の施術が困難なことがあります。改めて予約させていただきます。)

費用

保険治療(処置・手術費+再診料+処方箋料など 3割負担の場合)

爪甲除去 局所麻酔の注射あり 3,500円程
局所麻酔の注射なし 1,500円程
陥入爪手術(フェノール法) 5,500円程
1趾増えるごとに +4,500円程

自費治療(診察料、施術料込み)

VHO(3TO)式巻き爪矯正法 初回 13,420円
2回目以降 11,000円
施術なし 診察料 1,540円
2趾(指)同時 +9,020円
巻き爪マイスター 初回 11,000円
2回目以降 7,700円
施術なし 診察料 1,540円
2趾(指)同時 +6,600円

方法

局所麻酔の注射あり(重症が対象)

  1. 趾(足の指)の付け根に2か所局所麻酔の注射をします。
  2. 肉に食い込んでいる(陥入している)爪を、根元まで専用の爪切りでカットして除去します。
  3. 止血を確認して、ガーゼで保護します。

局所麻酔の注射なし(中等症~重症が対象)

比較的程度の軽い陥入爪の場合は、麻酔の注射も痛いので、あえて麻酔を施さず、爪の根元を切る際の痛みを我慢していただき、施術します。

メリット
・まずまず安価、すぐに終わります
デメリット
・少し痛いです
  1. 肉に食い込んでいる(陥入している)爪を、根元まで専用の爪切りでカットして除去します。
  2. 止血を確認して、ガーゼで保護します。

陥入爪手術(フェノール法)(最重症が対象)

  1. 趾(足の指)の付け根に2か所局所麻酔の注射をします。
  2. 趾(足の指)の付け根をチューブで縛ります。
  3. 爪の食い込んでいる部分のみ、根元から縦に切り抜きます。場合によっては周囲の腫れた皮膚も切除します。
  4. 爪の根本(爪母)に綿棒を差し込んで、フェノールという薬品を使って腐食処理します。(切った部分の爪を、はえなくするのが目的です。)
  5. 止血を確認して、ガーゼ、テープでぐるぐる巻きにします。

※靴が履けなくなります。当日は必ず先の広いサンダルで来院ください。

※当日は徒歩で帰宅できます。当日はその部分を濡らさないようにお願いします。可能な限り、翌日受診をしていただきます。傷が治るまで1ヶ月程は患部を湯船につけないようにお願いします。毎日、石鹸・シャワー洗浄をしていただきます。

陥入爪手術のメリット
・自費治療に比べて、費用が安価
・トータルでの治療期間が短くて済みます
・再発率が少ないです

陥入爪手術のデメリット
・手術の翌日に受診をしていただきたいです。
・術後出血や二次感染のリスクがあります。
・ 痛みを伴います。(手術時の麻酔注射の痛み。それ程ひどくはないですが、術後数日は痛みます。)
・1ヶ月から1ヶ月半の間、毎日処置が必要。入浴にも制限があります。ガーゼ保護をする分、普段の靴が履きにくいです。
・必ず爪幅が狭くなります。見た目がやや不格好になります。場合によっては踏ん張りにくくなります。
・残った爪が変形することもあります。
・切った部分に不完全な爪がはえてきたり、巻き爪・陥入爪が再発することもあります。

VHO(3TO)式巻き爪矯正法

(下記内容はバン産商株式会社/VAN SAN-SHO, INC.様が運営する『3TO(VHO)巻き爪矯正技術』紹介ホームページより引用、改変、転載させていただいております。承認許可を2022年9月13日にいただいております。)

VHO (3TO)の施術は、専用のワイヤーと、爪とワイヤーを固定させる専用のジェルを使用しておこないます。
施術するにはライセンスが必要となる、特別な治療です。施術用品もライセンス取得者だけが、バン産商株式会社から購入できます。もちろん院長の出口順啓も2010年にライセンスを取得しており、経験豊富です。

VHO(3TO)式巻き爪矯正法のメリット
・ 基本的に痛みがない。施術もほとんど痛みません。(施術後、希に爪が割れることがあり、その時は痛みます。受診していただくか、工具用ニッパーなどで針金を切断して下さい。)
・施術後に出血や二次感染のリスクがありません。
・爪の変形はなく、治療効果により、見た目も改善。踏ん張りが効くようになります。
・爪先を伸ばさなくても、短い爪でもワイヤーをかけられます。爪切りもできます。
・従来のワイヤー法に比べて、根元から湾曲を矯正できます。治療効果が高いです。
・施術後、面倒な処置がありません。
・風呂も制限なく入れますし、普段の靴も普通に履けます。日常生活に制限はありません。
・下記のデメリットを鑑みても、余りある効果、利点があります。巻き爪の痛みの苦痛から即座に解放されます。

VHO(3TO)式巻き爪矯正法のデメリット
・ 自費治療のため、費用がかかります。
・トータルでの治療期間が長く、半年から1年かけて計3~4回施術する必要があります。はじめの頃は1ヶ月半~2ヶ月間隔でワイヤー交換。その後は3~4ヶ月間隔で交換します。
・ワイヤーがゆるんだり、外れることがあります。施術後1ヶ月以内に外れた場合は受診費のみで再施術いたします。電話連絡いただき、外れたワイヤーをお持ちください。
・巻き爪が再発することがあります。痛みが出るほど再発することは少ないですが、繰り返し施術が必要になることがあります。(これは、手術以外のどの巻き爪治療でも同じです。)
・半年から1年間で1趾につき35,500円~48,000円程かかります。

巻き爪マイスター

VHO(3TO)に比べて、施術が容易で、施術時間も短く、効果も同等程度あるものと考えています。難点は重度の巻き爪には施術困難で、爪を伸ばしておく必要があります。

巻き爪マイスターのメリット
・基本的に痛みがない。施術もほとんど痛みません。(施術後、希に爪が割れることがあり、その時は痛みます。受診していただくか、工具用ニッパーなどで針金を切断して下さい。)
・施術後に出血や二次感染のリスクがありません。
・爪の変形はなく、治療効果により、見た目も改善。踏ん張りが効くようになります。
・VHO(3TO)に比べて、施術が容易で、施術時間も短く、効果も比較的高いです。
・施術後、面倒な処置がありません。保護テープの貼り替えのみです。
・風呂も制限なく入れますし、普段の靴も普通に履けます。日常生活に制限はありません。
・下記のデメリットを鑑みても、余りある効果、利点があります。

巻き爪マイスターのデメリット
・自費治療のため、費用がかかります。
・爪先を伸ばしていないと、短い爪には装着できません。
・VHO(3TO)に比べて装着器具がやや大きいため、少し違和感があります。
・保護テープの貼り替えが必要です。
・食い込むほど重度の巻き爪には装着できません。
・トータルでの治療期間が長く、半年から1年かけて計4~5回施術する必要があります。1ヶ月~3ヶ月間隔でワイヤー交換します。
・巻き爪が再発することがあります。痛みが出るほど再発することは少ないですが、繰り返し施術が必要になることがあります。(これは、手術以外のどの巻き爪治療でも同じです。)
・半年から1年間で1趾につき27,000円~44,500円程かかります。
・ワイヤーが外れることがあります。施術後1ヶ月以内に外れた場合は受診費のみで再施術いたします。電話連絡いただき、外れたワイヤーをお持ちください。