でぐち皮ふ科 山梨県笛吹市の皮膚科・ひふ科・出口皮膚科

Medical Treatment診療内容

乾癬、掌蹠膿疱症

  • 軽 症・・・外用薬中心
  • 中等症 - 外用薬に加えて、内服薬。
  • 中等症~重症 - 生物学製剤。(大学病院、県立中央病院への紹介になります。)

『乾癬』では、頭のフケ、生え際の湿疹、四肢関節部、腰臀部などの擦れやすい場所を中心に赤い発疹が出ます。白いシート状カサカサが付着した、境界明瞭な発疹が大小様々に出ます。発疹が派手な割に痒みは軽いことが多いです。原因は、ある種の免疫細胞が異常に活性化して、皮膚に炎症を起こしていると考えられています。その炎症により皮膚のターンオーバーが早くなり、カサカサの皮むけが起こります。
そこで、治療は、①その異常な免疫を抑えることと、②皮膚のターンオーバーを調整することで、症状を和らげることにあります。
・基本は、軟膏の外用になりますが、①②それぞれに対する薬(ステロイド軟膏とビタミンD3軟膏)が混ざった合剤(1回塗れば2種類の効果が出る)を使います。それぞれ別々に使用することもございます。
・症状がひどい方には内服薬があります。非常によく効きますが、費用が高いのが難点です。数種類ありますので、適切な副作用管理をしながら、患者様それぞれに合った薬を選択します。
・その他にも、紫外線治療、注射薬(生物学的製剤)あり、これまで治療に難渋していた方でも、劇的に改善がみられるようになりました。当院ではこの治療は行えないため、県立中央病院や大学病院へ紹介させていただいております。

『掌蹠膿疱症』では、手のひら、足の裏に小さな水疱や白く濁った膿疱が出て、皮がむけます。